WIZZARD  LINER NOTES VOL.2 『LAYERED PANTS』<B面>

WIZZARD LINER NOTES VOL.2 『LAYERED PANTS』<B面>

今週はWIZZARDの代表的アイテムでもある LAYERED PANTS のルーツとは?
『 LAYERED PANTS』について少しご紹介をしたいと思います。

WIZZARDの定番アイテムでもある LAYERED PANTSですが、誕生までのお話を少しだけさせていたいと思います。
そもそもLAYERED PANTSを作ったきっかけになったのは2007年の新型パンツを企画している時でした。
当時オフィスでよくかけて聴いていた音楽が 90'sの ALTERNATIVE ROCKだったり00’s ELECTRO MUSICでした。
その為か、まず最初に頭の中に浮かんだスタイルの中にはグランジやオルタナティブロックシーンのミュージシャンやストリートファッションでした。
自由かつラフな発想に憧れよく真似をしていたスタイルでもあったショーツの下にスウェットパンツやサーマルをレイヤーさせて着るスタイルです。
それと同時に企画当時はTECHNOやELECTRO MUSIC のイベントやレイブパーティにもよく足を運んでいたこともあり街であろうと野外パーティであろうと、どんなシーンでも共通して履いていける、そして更に『スタイリッシュである』という物を作くろう!というコンセプトからLAYERED PANTSの作成を始めました。
そして今現在も2007年の誕生から改良、アップデートを重ね作り続けているパンツになります。

90'sのグランジやオルタナティブロックシーンのミュージシャンやストリートファッションが、LAYERED PANTSの作成にどのように影響していたか、もう少しだけお話してみたいと思います。

自分がグランジやオルタナティブロック的な音楽を最初に聴き始めたのは1989’s頃だったかと思います。まだお金も無い学生でした。
その頃は当時からやっていたスケートボードとバンドにどっぷりで、学校の課題などは片手間でやっていた頃です。 お父さんお母さんごめんなさい。。。笑
最初はグランジっていうジャンルすらなかったと僕は記憶しています。
確かぁ、、音楽好きのオタク仲間とはジャンクって呼んでた気がします。
(念の為調べてみました。Wiki様によると主にアメリカのノイズロックを指す、日本で生まれた音楽ジャンル用語。のようです)

とにかく1990年代はシアトル、ワシントンDCあたりのマイナーなアングラバンドをあさりまくったり、毎日スケートボードばかりしている親不孝者でした。
まさかNIRVANAのNEVERMINDが大ブレイクし本格的なグランジブームの到来など想像もしていませんでしたが。

NIRVANAのNEVERMINDのブレイク後、雑誌やレコードがタワーレコードを含めたレコード店にたくさん並ぶことになるのですが、当時の自分にとっては情報取得の手段としては貴重な資料でしたね。
インポート音楽雑誌、国内の音楽雑誌共にとにかくNIRVANAが表紙を飾っていました。
必然的に目にするNIRVANA、カートコバーンはプレイスタイルも独特でかっこ良かったのですが、とにかくイケ面+独自のファションスタイルも目を引きつけられました。
そんなNIRVANAに個人的には惹かれていたもう一人のメンバーDave Grohl!!(現在はFoo Fightersです)
彼のファッションスタイルが当時スケートボードもしていた自分にとっては程良いストリート感とグランジ感のミックスがたまらなくかっこよく思え、影響されてよく真似をしていました。
アメリカ軍M-51パンツの古着を膝丈でちょん切って、自分も履いていたりはしてたんですが、ショートパンツの下にサーマルやスウェットパンツ履いちゃいます!的な感覚はその頃の自分には無く、そのDave Grohlのファッションスタイルとルックスが相まってグッサリと脳裏に突き刺さった事は今でも鮮明に記憶しています。
そう言った経緯もありWIZZARDのLAYERED PANTSの作成にはそんな音楽シーンやカルチャーが密接に影響しています。

長くなりましたが、もし今回のお話で当時のバンドやカルチャー、WIZZARDのレイヤードパンツへご興味を持っていただけましたら、とても嬉しいです。

それではまた次回 LINER NOTES VOL.3 にて。

ショーツにレイヤーさせて着るスタイル。
カートコバーンとは別腹で憧れていたNirvana 時代の Dave Grohl 。

余談ですがスニーカーはVANSのERAやNIKEのVANDALとかを履いていたんですが。
それがまた似合うんです、このスタイル、このお方に。

LAYERED PANTSの進化。
こちらについては、先程のDave Grohl さんからは少し離れます。
現在のモデルになるまでには色々と仕様改良やデザイン変更がありました。
最初のモデルはショートパンツと特殊な起毛を施したスウェット素材との完全ドッキングで製品染めでスタートしました。

その後、当時僕がTECHNOやELECTRO MUSIC のイベントやレイブパーティにもよく足を運んでいたこともあり、昼は暑い、夜は寒いなどの条件を満たす為、多様性のあるレギンスの着脱仕様も生まれました。
発想の始まりは、ほぼ快適に遊ぶ為の発想なんですが、街着としても多様性があり皆様に喜んでいただけました。笑

他にもシーズンを通してディテールや仕様を変化させて現在のLAYERED PANTSまでシーンに合わせ進化をし続けています。

VOL.1 https://wizzard.stores.jp/news/61b9cd652ee5c27732582351