WIZZARD LINER NOTES VOL.8『PRINT T-SHIRTS』<B面>

WIZZARD LINER NOTES VOL.8『PRINT T-SHIRTS』<B面>

皆様お久しぶりです。

今回久々の WIZZARD LINER NOTES VOL.8 は『PRINT T-SHIRTS』と題しましてWIZZARDの中でも代表的なアイテムの一つと言っても過言では無い、PRINT T-SHIRTSについて少しお話してみたいと思っております。

今回もお付き合い宜しくお願い致します。

T-SHIRTSは元々インナー (下着) として登場し、今ではトップスとして誰もが必ず1着は持っているアイテムだと思います。
その中でもプリントを施したT-SHIRTSは、企業やミュージシャンなどの広告媒体としてや政治的なスローガンやメッセージをプリントしたり、趣味や価値観を表現、アピールするツールでもあります。

僕が初のPRINT T-SHIRTSを購入したのは、確か中3の頃だったと思います。80年代、原宿駅の表参道口改札を出てすぐ目の前(今は@cosmeビル)にあった通称テント村、そこは簡易的に設置された店舗がズラっと並んでいる場所で、アイドル系、バンド系などのブート品(偽物)のグッズなんかをたくさん売っているお店、パンクショップ、古着屋にレザー専門店、なんかが密集している場所でした。
当時は全く知らなかったですが、革ジャン屋のSUPER JUNKという店舗はGUITAR WOLFのセイジさんがスタッフだったみたいですよ。
そのテント村っていうのが観光スポットにもなっていた為か、中坊の僕にはいくらか入りやすい場所でした。
バンドや音楽にハマり始めていた僕は、小遣い握りしめテント村に未知なる何かを求めw 友達と買い物に出かけて行きました。
緊張、興奮、不安、期待、様々な感情が高まりすぎてハイテンションになっていたのを思い出すと笑えますねw
その日は所持金が沢山あったわけでもないのでバンドT、ロンTのどちらかを買うと決めていました。

連なる店舗達どこで見てどこで購入するのがベストかもわからず、それっぽいお店をしらみつぶしに見て行きました。
好みのパンクショップやバンドグッズのお店もあり迷っていました。
値段がわかりやすく書いてあるお店にはあまり気に入った物がなく、いくらだか全くわからない、しかも店舗内(テント)の壁面にかかっていてw。。店員のお兄さんに必ずコンタクト取らねばならない感じのお店。

何度も不審者のようにウロウロしてる僕を見てか店員のお兄さんが一言。
お兄ちゃん、パンクとか好きなの?(昔すぎてはっきりは覚えてはないですが)的なお声がけを僕にしてくれました。

あっ、そんなに詳しくはないんですがぁ〜 と僕。

そこのお店にはSEX PISTLESのモスリンシャツやTHE CLASH、THE DAMNEDなんかのビニールをかけられ、見るからに本物であろうインポートの貫禄ある商品がかかっていてやはり金額もそれなりに。。
お目当ての商品はその日の予算では購入するには至らなかったです。。。
ただ、ただ何か買って帰りたい!せっかく来たんだし!
優しくまた来な〜って言ってくれたお兄さんのお店を後にさっき行った安めのTシャツが色々と売っているお店へ。
記憶では初となるTシャツの購入はTHE DAMNEDのブート品と思われる1品と、なぜか当時GUNS N' ROSESなどのハードロックバンドが着ていたウィスキーで有名なJACK DANIEL'SのTシャツを1点の計2着を買って帰りました。
何故にJACK DANIEL'STシャツもいった??笑
苦い事はもう忘れましたが、言うまでもなくJACK DANIEL'SのTシャツは部屋着になりました。。笑

せっかく来たんだし!←これって結構失敗しますよねぇ〜笑

WIZZARDでは今も必ずPRINT T-SHIRTSをリリースします。
PRINT T-SHIRTSの魅力はスローガンやメッセージをプリントしたり、趣味や価値観を表現出来ること、手軽に自己表現が出来る点だと思います。
僕らは毎シーズン、テーマに関連したメッセージやスローガンなどをプリントしています。
以前、VOL.5『 MADE IN UK 』で少しお話ししていましたが、自分は多感な時期の始まりがNEW WAVE全盛期というのもあってLONDONに対する憧れがとても強く、当時のNEW WAVEアーティストも着ていたKATHARINE HAMNETTのスローガンTシャツのスタイルには今でも影響されていますね。
政治的なメッセージを大きなブロック体でバランス良くシンプルにプリントする事で伝えたいメッセージができるだけ多くの人に届くようにと簡単に複製できるようデザインされていたようです。
それを知った時はゾワっと鳥肌が立ちました。
メッセージを伝えるツールとして、また表現の一環であるファッションを繋げたこのTシャツ、これからも僕は自分なりのメッセージをPRINT T-SHIRTSに表現していきたいと思います。

それでは今回もLINER NOTES VOL.8 お読み頂きありがとうございました!
それではまた次回 LINER NOTES VOL.9 にて。