WIZZARD LINER NOTES VOL.7 『Soundtrack』＜B面＞

確か、銀河鉄道999の劇場版主題歌でゴダイゴの銀河鉄道999（THE GALAXY EXPRESS 999）ていう曲欲しさにLPを親におねだりして買ってもらった気がします。（画像のやつです）
皆さんは銀河鉄道999ってご覧になったことありますか？
これ古い作品だから観た人少ないのかもしれないですが。。。

物語は、訳あってまだ10歳の少年が機械の体を手に入れる為にスラム街で出会った謎の美女とアンドロメダを目指す。という肝の座った少年のお話。
旅で少年が成長していく過程を描いたストーリーなんですが今観てもなかなか素敵な作品です。
この劇場版はTV版の総集編ではなく劇場用に新たに再構築されたストーリーになっていて、初めて観る方でも楽しめるかと思いますので機会がありましたら是非チェックしてみてくださいね。
ストーリーとゴダイゴの曲が相まって涙腺が緩むんです。
そして僕はいつからか子供ながらにも無意識に音と映像のリンクが心地よく、感動する感覚を覚えていた気がします。
その後僕は、自分の持っているお気に入りの漫画とレコードを持ち出して、その世界観をイメージできる曲をなんとな〜く選び、父親が使っていたヘッドフォンをステレオに繋げて音楽を聴きながら漫画を読んでいました。
VOL.6でもご紹介した幻魔大戦。これを観てからの影響は特に大きかった気がします。
あっ、そういえば幻魔大戦のサントラも買いましたっ！
もちろん『アキラ』でも視聴＋漫画は何回もやりましたよ。笑
当時の僕はアンドロメダにも行かない、見知らぬ美人さんにもついて行かない、完全にインドア派だったんです。笑
とはいえ、映画を観てはその度にサントラを買いあさって聴いていたわけではないんですが、やはり今でも映画から知ったり、好きになるバンドやミュージシャンもいます。

皆さんはいかがですか？
何か心に刻まれたサントラなどはありますか？

僕が個人的に好きなサントラ（作品の内容は好みに個人差もありますのでご了承ください）を一部ご紹介させてください。

■ I Shot Andy WarholOST
1968年アンディ・ウォーホルを銃撃して重傷を負わせたヴァレリー・ソラナスという女性の半生を描きつつ、当時アンディ・ウォーホルのアートスタジオ『The Factory』の情景もうかがえる作品。
サントラには Luna、R.E.M.、Ben Lee 、Pavement、MC5、Yo La Tengo、etc が参加していて、皆さんカヴァー曲をやられています。
僕はLuna、Pavement、Yo La Tengo、MC5、が好きなのでピックアップしました。

■ Lost in TranslationOST
ビル・マーレーとスカーレットヨハンソン主演の東京を舞台としたプラトニック恋愛物。
監督はソフィアコッポラで彼女の趣味全開のサントラ。
旦那さんのバンドPHOENIXも参加していますね。
MY BLOODY VALENTINEのケビンシールズ（ギター）が楽曲を提供していたり個人的にはほとんど捨て曲は無しです。
何と言ってもTHE JESUS & MARY CHAIN、MY BLOODY VALENTINE、好きの僕としては映像と重なった時は興奮しました。
KEVIN SHIELDS、 MY BLOODY VALENTINE、THE JESUS & MARY CHAIN、AIR、DEATH IN VEGAS、 SQUAREPUSHER、はっぴいえんど、などが参加。

■ I'm HereOST
スパイク・ジョーンズによる短編映画で、人間とロボットが共生する世界で暮らす2人のロボットの純愛を通して愛の形について描いている作品ではないかなと思います。
こちらのサントラは正直あまり有名ではないミュージシャンの方々がほとんどなのかなぁと思いますが、全体的に良い！です。
特にメインテーマ曲でもあるAskaのThere Are Many Of Us はオススメです。 僕はAnimal CollectiveとGirls も好きです。

■ SpunOST
マドンナなどのPVを手がけてきたジョナス・アカーランド監督作品。
The Smashing Pumpkinsのビリー・コーガンが音楽を担当しています。
ストーリーに関しては個人差もありますのでなんともですが、個人的には微妙でした。。笑笑
ですが、とにかくビジュアル構成と音！はとても良かったです。
あとビリー・コーガンが大好きなのでピックしました。笑

■ SinglesOST
グランジ全盛期1990年代のシアトルを舞台にした複数の男女の恋愛模様を描いたストーリー。
この『Singles』は当時のグランジやオルタナティヴロックバンドに興味がある方はサントラのラインナップが良いです。
Alice In Chains、Pearl Jam、Chris Cornell、Soundgarden、The Smashing Pumpkins、Screaming Trees、Mudhoney、など90年代のグランジやオルタナティヴロックシーンを代表するバンドがたくさんラインナップされています。

■ Gummo
1997年ハーモニー・コリンが監督のアメリカ映画。
ドキュメンタリータッチで捉えた異色の人間ドラマ。
ブラックメタル、ドゥームメタル、グラインドコア、スラッジメタル、などのさまざまなスタイルのメタルミュージックをメインに構成されています。
メタルミュージックが苦手な方にはあまりお勧めできません。。。ごめんなさい。
好きな方へAbsu、Eyehategod、Sleep、Bethlehem、中でも僕はSleepがイチオシです。

■ The Holy MountainOST
こちら、作品は何度も観ました。
1973年公開のアレハンドロ・ホドロフスキー主演監督作品。
メキシコのシュールレアリスム的カルト映画。
こちら作品の内容は完全に好みが分かれますが、アレハンドロ・ホドロフスキーの発想力と独特な哲学は流石！の一言です。
個人的にはアート作品としても好きな映画です。
サントラもジャズやラテン、サイケデリックロックまで幅広いのですが、映画の世界観に完全マッチした楽曲たちが揃っています！

■ 攻殻機動隊ARISEOST
攻殻機動隊ARISEは全身を義体化した草薙素子率いる公安9課の結成前夜を描いたストーリー。 これだけでもワクワクします笑
音楽を手がけたのは小山田圭吾ソロプロジェクトCornelius、アニメーション制作はProduction I.Gが手がけています。
かっこいいです、やはりこのシリーズも。
そして日本アニメ最高です！
サントラはCorneliusの楽曲も作品にマッチしていたと思いますし、青葉市子が参加しているエンディング曲もまた良かったですね〜

＜おまけ＞
こちらはサントラも見つけれてないんですが。
■ Strutter
オルタナティヴ・ロックバンド『Dinosaur Jr』のJ・マスシスがオリジナル楽曲を手がけカメオ出演もしているこの作品、どこか懐かしい温かさを感じるモノクロ映画。

WIZZARDでは2020AWから毎シーズンごとにテーマをイメージした選曲でPLAYLISTを配信しています。
自分の中ではこのプレイリストで皆様にシーズンの雰囲気をイメージしていただく為のサントラ的役割になっていただければと思い作っています。
毎シーズン、ルック画像と合わせて聴いてみても意外と良いかもですよ。

SpotifyとApple Musicにて公開しておりますので、是非この機会にご視聴してみてください。
WIZZARDのPLAYLISTをきっかけに出会える音楽があれば嬉しく思います。
下記リンクからご視聴いただけます。
[ spotify ]
https://open.spotify.com/playlist/5M1x9nLVRlZdcBTkaPSFTX?si=1TmEZfCpTxOPaJUs-rJRMQ
[ Apple music ]
https://music.apple.com/jp/playlist/wizzard-2022ss/pl.u-xlyNqrNIkzX52lM

今回もLINER NOTES VOL.7 お読み頂きありがとうございました！
それではまた次回 LINER NOTES VOL.8 にて。

VOL.6 https://wizzard.stores.jp/news/61c2c1be3475ed5b82164c4e
VOL.5 https://wizzard.stores.jp/news/61bc95e0d26fa50526613c9c
VOL.4 https://wizzard.stores.jp/news/61b492273475ed58db0e3176
VOL.3 https://wizzard.stores.jp/news/61aa2ef8b91b75549afa7abd
VOL.2 https://wizzard.stores.jp/news/61a07134b91b75123e2cd5d2
VOL.1 https://wizzard.stores.jp/news/61b9cd652ee5c27732582351