WIZZARD LINER NOTES VOL.4『Battle Dress Uniform』 <B面>

WIZZARD LINER NOTES VOL.4『Battle Dress Uniform』 <B面>

今回の WIZZARD LINER NOTES VOL.4 『Battle Dress Uniform』は、僕が思うWIZZARDにおける『Battle Dress Uniform』とは?
また、ミリタリーファッションと音楽の関わりについて少しお話をしてみたいと思います!(メルマガをお読みいただいた方は続きからお読みください)

Battle Dress Uniform ?? 初めて聞く〜。
という方にはBattle Dress Uniform (BDU)とは = 戦闘服という意味です。
皆さんも気が付くとファッションにおいてミリタリーアイテムが数多く取り入れられている事に気付くのではないでしょうか?
代表的な物をいくつかあげるならば、MA-1やM-51モッズコート、M-65フィールドジャケット、トレンチコートにピーコート、カーゴパンツなど、それ以外にもまだまだたくさんの物がファッションとして取り入れられ、存在しているかと思います。

WIZZARDも毎シーズンミリタリーアイテムをベースにデザインをします。
僕が考えるWIZZARDにとっての Battle Dress Uniform とは?
Battle→戦う環境 = 生活環境
Dress→ 衣服 =ファッション
Uniform→ 制服 = ワードローブ
である思っていまして、ディテールだけではなく現代における生活環境の中でファッション性と実用性、機能性を取り入れた物であり、ワードローブとして制服的ヘビーユーズアイテムであると考えています。

そういえばミリタリー物っていつからファッションに?って思いませんか?
きっかけは60年代のイギリスで起きたモッズムーブメントのモッズファッションからって聞きますが。。。本当かなぁ

※またもや一応調べてみました〜。 
どうやらそうらしいです。。。ん。。。
トレンチコートが民間に普及した年代を考えると少し微妙ではありますが、そうとしておきましょう!

少し自分の話をさせていただきます。
僕が初めてミリタリーファッションと言えるアイテムを買い、着始めた大きなきっかけが2つあります。
その1つ目は16歳の時だったかと思います。
高校入りたての頃はイギリスのNEW WAVEとPUNKに染まりきっていたんですが、その後、偶然にもレコード屋で僕の前に出現したレコード『THE WHO/QUADROPHENIA』この偶然の出会いが16歳の僕のスタイルを大きく変える事になりました。

それは一枚のレコードから始まりました。
新宿のレコード屋に行った時のことです。
たまたま目に止まった先の棚にTHE WHO/QUADROPHENIAのレコードが置かれていたんです。
UKオリジナル盤とかだった為か、売値も1万近かったような気がします。

もちろん。
買えませんでしたが。

当時レコードを見ても僕はQUADROPHENIAが映画のサントラだって事も知らないですし、THE WHOのレコードって事だけを理解しただけでした。
ただそんな事よりも、とにかくレコードジャケットの写真がカッコ良すぎてTHE WHOというバンドとQUADROPHENIA(その頃まだアルバム名だと思っているw)にとても興味が湧きました。
その後、色々なルートから映画だという事も知り、レコジャケで着ているコートもモッズコート(M-51フィッシュテールパーカー)だと知りました。
16歳の僕は完全にモッズカルチャーにのめり込んでいきました。

当時、僕の中でMOD'Sファッションは大きく分けて2種類ありました。
オーダーメイドの3ボタンジャケットのセットアップにクラークスのデザートブーツやリボンタッセルローファーを合わせ、M-51モッズコートを着る上品なスタイル、もう1つはセットアップではなくフレッドペリーのポロシャツとVネックのニットをインナーに合わせ、リーバイス501を履きクラークスとモッズコートを着るカジュアルスタイルの2種類です。
高校生の僕は、スーツのオーダーメイドなど程遠いいお話しでしたので、選択の余地もなかったのですが後者のスタイルは映画の中で主人公のJIMMYもしていたスタイルで、とてもカッコ良かったので真似をしていました。

そんな流れから僕が初めて自分で購入したミリタリーアイテムはM-51フィッシュテールパーカーだったんです。
モッズコートはスクーターのオイルでスーツが汚れない為のオーバーコートとして選ばれたっていうのもねぇ〜、またなんだかカッコイイっすよね。
僕はスーツは着てなかったんですが、古着屋で買った安い3つボタンジャケットは着たりしていましたのでその点はお許し下さい。

※QUADROPHENIA(邦題:さらば青春の光)
1960年代初期のイギリスを舞台にしたモッズ映画の代表作品。
https://youtu.be/IZAX5HLxlZY

きっかけその2。
次なるきっかけはわりと直ぐに訪れました。
17歳の時にスケートボードと出会います。
僕の人生の中で音楽以外で大きな影響を与えたカルチャーでもあるスケートボード。
最初は、ガキの遊びだろ〜ってどこか馬鹿にしていました。
たまたま同級生の家で見せられたPOWELLのPublic Domain (1988)というビデオがスケートボードとの初めての出会いでした 。
そこで観た光景は今までどこか馬鹿にしていたスケートボードのイメージが吹き飛ぶ内容の映像でした。
まさにカルチャーショックでした。
特に衝撃的だったスケーターMike Vallelyはスケートスタイルとファッション、ハードコア感、全てが好みでした。
早速友人からVIDEOを借りた僕は何度も見返したのちに彼がビデオで着用していたカーゴパンツ探しに街へ繰り出していきました。
そして古着屋で購入したのが、US ARMY BDU CARGO PANTS でしたね〜、懐かしい。。
ビデオ見ながらきっとこれだろ的なイメージのみの購入でしたが、ガシガシ履き潰し、2本目を買いに行った事を思い出します。
Mike Vallely: Public Domain (1988)
https://youtu.be/w3QqCkKwa50

<余談>
Dinosaur Jrに出会ったVIDEO
Mike Vallely: Speed Freaks (1989)
https://youtu.be/SwNSpHdyYeQ
Dinosaur Jr – Freak scene.
https://youtu.be/5eO6up9Gpv0

皆さんの初ミリタリーは何でしょう?
いつの間にかファッションの一部でもあり、音楽や映画などとも深く関係があるミリタリーファッション、ご自分の周りにあるミリタリーから少し掘り下げて調べてみても面白いかもしれませんね!

今回もLINER NOTES VOL.4 お読み頂きありがとうございました!
それではまた次回 LINER NOTES VOL.5 にて。

WIZZARDの Battle Dress Uniform とも言えるアイテムのご紹介です。
今季自分でも着用中で、とてもオススメです。
モッズコートの要素をステンカラーコートにドッキングしたデザイン。素材には機能素材を使用する事で、生活環境の中でファッション性だけではなく実用性と機能性を発揮してくれる1着になっています。

<DOCKING HOODED COAT>
ブリザテック素材を使用したドッキングレイヤーコート。
ブリザテックとは特殊なポリウレタンの微多孔質膜構造により防水性・透湿性(汗等水分の蒸れ防止)に対して優れた性能を兼ね備えた3層(3レイヤー)の特殊素材です。
ポリウレタン膜にある130マイクロメタの細かい孔が水を通さず、逆に内部に滞留した湿気を外部に放出する機能を備えた高機能素材です。
スポーツ用途としてはもちろん、雨等の水に対して最適な素材です。
フードベストはブリザテックとポリエステルメルトンのリバーシブル仕様です。
フードベストを着脱するとステンカラーのコートとして着用できます。
腰ポケットはファスナーで着脱可能なポケットになっていて、今期のレイヤードパンツとのドッキングも可能になってます。
この腰ポケット内にはAirPods専用ポケットも配されています。

VOL.3 https://wizzard.stores.jp/news/61aa2ef8b91b75549afa7abd
VOL.2 https://wizzard.stores.jp/news/61a07134b91b75123e2cd5d2
VOL.1 https://wizzard.stores.jp/news/61b9cd652ee5c27732582351